■■4コマ漫画の世界観を知るために■■
ここ数年で『火葬場は町内に』のぼりが立っている風景を町内のあちこちで見かけるようになりました。
①火葬場なんて、滅多に使わない施設。
②若い人には関係ない。
では火葬場が裾野市に移転することの何が問題なのでしょうか。
実は10億円負担して、町民が使わない施設が裾野市に造られようとしているのです。
1.コストが倍増
近隣市町と広域で施設を建設すれば、双方の負担が減ることが期待されます。ところが裾野広域斎場はそうではありません。
火葬場を現在の場所に建て替えれば、現在と同規模で3億5千万円程度。敷地拡張のために周辺の土地を求めても、6億円以内と試算できます。
ところが裾野広域斎場は当初設計で総額17億円。うち長泉町の負担額は8億円。追加工事など考えれば、総額で10億円近い負担金を裾野市に支払うことが予想されます。
2.見込み利用者が少ない
現在の火葬場は、町内の多くの世帯が契約している葬儀ホールと隣接しています。この利便性の恩恵を多くの町民が受けています。
かわって裾野市斎場はどんな場所でしょうか。広域施設は住民の利便性を考えて、市と町の境目に建設されるのが通常です。しかし建設予定地は御殿場市との境。裾野市民から見ても不便な場所です。
竹原区、本宿区などの南部地域では、三島広域斎場を利用する方が、はるかに利便性が高いと言えます。納米里区からも伊豆縦貫道が近いため、広域なら三島斎場を利用したいという声を聞きます。
それ以上に『火葬場を移転せず、現在地に建設して欲しい』という声が町民の中には最も多いようです。
10億円負担しても、町民が使わない施設は税金の無駄遣いです。
役場はコスト・利便性や町民の要望を無視して、説明不十分なまま裾野市広域斎場で決定しようとしています。
仮に億単位の税金が無駄になったとしても、この決定をした町長や、議会、役場の幹部は誰も責任を取りません。
おそらく斎場が完成する頃には、ほとんど全員が退職しています。最後に責任を取らされるのは住民なのです。
それでは改めまして、4コマ漫画をお楽しみください。 (2ページあります)